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Writer's picture日野もなみ

5/11 5/12【 積み木遊びで子どもが直感すること 】

≪童具の時間≫


今回は、初めてケルンブロックに触れました。導入で用いたのは、フレーベル積木の第3恩物を和久メソッドに落としこんだケルンブロックA1「立方体」です。今までは、「転がる」性質をもった球で遊びこみ、様々な不思議や発見と出会ってきた子ども達でしたが、今度は「転がらない」性質をもった立方体によって新たな発見に出会います。ケルンブロックA1は、8つの立方体が合わさってできた大きな立方体(主立方体)と、8つの立方体がそれぞれ独立した小さな立方体(部分立方体)として構成されます。このように構成する事で、子どもは<核(中心)>の存在を直感し、同じ特徴と異なる特徴(形、大きさ)に気づきます。また、主立方体を分割する事で、<上と下><右と左><前と後>という3つの主方向を知ることができ、立体的に物の本質を捉えていきます。形状と形態を捉える際、人はまず全体をみて直感し、後に形状や形態の個別性と多様性を探る中で部分を知っていきます。この為、「部分」と「全体」という関係性は、積木や造形など、今後の様々な活動において大切な概念となってきます。導入では、積木の出し方の所作に触れ、電車に見立てて遊びました。ケルンブロックの後は、角柱で囲ってお池を作り、ビーズで遊びました。




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